スクールの雰囲気を知ってもらったり、クライミングに関する情報発信をしたりする為、時折記事を書くことにしました。
6月末〜7月末までアメリカの大会で活躍中の選手が1名火曜選手クラスに参加していたので、今回はそのことについて書いていきます。
アメリカからスクール生が参加・臨時コーチの招集
今回夏休みの一時帰国でアメリカからスクールに参加してくれた選手は、アメリカの州の大会でボルダー1位、ロープ3位、スピード1位と好成績を残し、帰国後にはNationals(全国大会)が控えているということで、こちらも気合が入ります。

一時的に人数が増えたことと、より多くのことを学んで欲しいという気持ちから、この1ヶ月間は臨時コーチを招集しました。
クライミングを長年やっている人はそれぞれ培ってきた技術や感覚があるはずです。
それをそれぞれのコーチが言葉にして伝えてくれるというのはとても貴重な事だと思います。
選手にとっても貴重な体験ですが、クライミングを続けてきて今の仕事をしている僕にとっても、技術や感覚の話しは大好物です。
それぞれのコーチがどんな言葉を使って選手にアドバイスをするのか、どんな感覚で普段登っているのかを聞けることがとても楽しみでした。
以下が今回臨時コーチとして参加してくれた方々です。
第1回 松浦凌さん(JMSCA公認C級ルートセッター)
第2,3回 生井武龍さん(神大山岳部OB元部長)
第4回 伊藤寛太郎さん(2018世界ユース選手権モスクワ出場)



個人的に印象に残った話

個人的には伊藤寛太郎さんのフォームについての話が特に印象に残りました。
1級の課題を登り終えた選手に、登攀中お尻が壁から少し離れていたことを指摘し、もう少しホールドが悪かったらそこの一手は止まっていないと話していました。
たしかにその通りですが、決して選手のレベルも低くないので、あからさまに雑な登りをしていたわけではありません。
良いフォームを練習からしっかり追求していくことの大切さを伝えていて、とても勉強になりました。
他には、登ること以外のトレーニングは何をしているかという問いに対して、片腕懸垂とフロントレーバーと開脚いう清々しい答えが返ってきたことが個人的には嬉しかったです。
今回の臨時コーチ招集はとても面白い企画で、選手にとって貴重な時間になりましたし、僕も勉強になったのでまた機会を作りたいと思いました。
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